テクノロジーによるイノベーションとは
この記事の本質部分ではないが、上手い表現。
私たちの文明社会は市場原理とテクノロジーの力を用いて、数多くの問題を解決することに成功してきました。しかし、これを逆側から指摘すれば、現時点で残存している深刻な問題の多くは、現在の社会システムを前提にしていては解けない「経済合理性限界曲線」の向こう側に横たわっているということでもあります。
日本社会の悲惨な事態に「目を背けてる人」が言い訳に使うこと | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン (gentosha-go.com)
日本の沈没
これは穏やかじゃないニュースが。
これまでの経産省等のキャリア官僚の不祥事は盗撮、薬物使用などたくさんあったが、そんなのは官僚だろうがそうでなかろうが、残念ながら起こされる事件だろう。たまたま犯人の職業が役人だった、ということ。
でも、中央省庁の官僚がその職務権限を利用して、しかも私腹を肥やすだけのために犯罪に手を染めるようになったか、と。世も末だ。
日本の質の低い政治家をずっと支えてきたのが官僚だった。アホな二代目社長を番頭が一生懸命フォローして会社を大きくしてきたわけだ。ずっと官僚と仕事をしているが、ひと昔前までの官僚には、自分たちが未来の日本を支え創り上げていくんだ、という気負いがあった。それが政治主導の名の下で政治家の奴隷にされ、官僚の質も下がり、日本という国を経営する番頭役がいなくなってしまった。
そんな日本の現状を象徴するような事件だ。
もちろん、原因は人事局をつくってインチキ政治主導とした改悪だけではない。外国資本の企業が日本に多く進出し、高額な給与等を武器に優秀な学生をごっそり持っていく、という日本の企業社会の構造的な変化も大きい。
いや、でも、給料のいい会社は昔からあったけれでも一定数の優秀な学生は、日本を自分たちが創るんだと霞ヶ関を選んでいたんだよな。と考えると、やはり行政組織の改悪が決定打になったのかな。
もうすぐ都議選、衆院選か。最終的には、国民がどんな政治家を選んだか、ブーメランで返ってくるんだよな。